今回の弾劾裁判で浮かんだのは、規定が乏しい制度が抱える課題だった。 裁判官役を衆参の両院議員が務めることは、憲法で明記されている。裁判官の身分を奪う重大な手続きは国民の代表として国会議員が担うべきだ、との趣旨とされる。 メールでシェアする ...
2025年の始まりにRe:Ronも掲げたテーマは「不確かさ」。先の見通せない時代をどう生き抜くか。学校や路上などで対話を試みる哲学者の永井玲衣さんと、映画「HAPPYEND」で排除が強まる近未来の日本を描いた映画監督の空音央(そらねお)さんの対談では ...
仙台高裁の裁判官だった岡口基一氏を「罷免(ひめん)」とした弾劾裁判をめぐり、結論を決めるための評議が3時間だったことが朝日新聞の取材で明らかになった。昨年4月の判決宣告時に裁判長を務めた船田元(はじめ)・衆院議員が9月に取材に応じた。主なやりとりは次 ...
高い独立性を守るため、身分が手厚く保護される裁判官。その職を奪う例外的な手段である弾劾(だんがい)裁判の結論を決める「評議」が、3時間で終わっていた。評議の実態が明らかになるのは異例だ。